ボット ワイナリーについて
奥さんのユディット、ご主人のジョセフのボット夫妻で営むワイナリーです。
ユディットはフェルビデク(第一次世界大戦前は北部ハンガリー現在この地域はスロバキアに属す)で生まれました。
2000年からハンガリーのトカイに滞在し、トカイでのワインづくりを始めました。 Bottワイナリーのワインづくりは化学物質を使用せず、ワインはオーク樽で自発的に発酵させます。
Bottワイナリーはこの地域の比較的新しいワイナリーで、生産量が非常に少ないにもかかわらず、国内および国際的に高い評価を受け、 オーストリアの農業大学でもワイン造りの講座を受け持つスペシャリストです。
また、ユディットは2007年に設立されたハンガリーの権威あるワイン生産者の大会「A BORASZOK BORASZA(ワイン作りの中のワイン作り) 」
=ハンガリーのワイン生産者が最高のワイン生産者を選ぶ大会、で2015年から4年連続のファイナりストで2021年にはワインメーカーが選ぶベストワインメーカーに選ばれました。
この賞はハンガリーワインメーカーにとって最も名誉ある賞の一つです。
BOTTのワイン造り
ボットのワイン造りの特徴は自然にゆだね、人の手を加えすぎないことです。
ブドウの収穫は厳密に行い、収穫後は220リットルのオーク樽で天然酵母を使ってワインをゆっくり(6~8週間)と発酵させます。
ワインは7~10ヵ月間熟成され、その間ほとんど手をかけず、ワインが最高の状態になるまでねかせます。
出来上がったワインはその畑ごとの個性あふれるテロワールを見事に表現しています。
ボッドワイナリーではブドウ畑でもワイン製造でも、オーガニックワインの生産をしています。
ブドウ畑では化学薬品、農薬、化学肥料を使わずに最小限の介入で、ワインはすべてオーク樽で自然酵母で自発的に発酵させています。
BOTTのぶどう畑について
目標は完璧なトカイ!
ブドウ畑の土壌の違いが、ワインでは多種多様な香りとアロマの違いになります。
経験を積み、ブドウ畑の違い見極めることで完璧なトカイに近づけると考えていますが、目標に到達することはないであろうとBODDは言います。
ブドウ畑を探求し、次の世代に長期的で安全な基盤を引き継ぐことで目標に近づき、完璧なトカイができるなら、ぶどう畑からわずか一樽のワインでも構わないといいます。
BOTTのワインの名称はそのブドウがとれた畑の名称です。
CSONTOSチョントシュ
ぶどう畑のワインの中で最も安定した品質の1つ。 片岩の流紋岩塊を含む豊かな茶色の森林土壌で40 ~ 60 年の樹齢のブドウ園。
ワインの特徴:
若々しい色。 深く、ナッツ、アーモンド、バレルの香り。リンゴ、梨など白い果肉の熟した果物、クリーミー、エレガンス、ミネラルを感じさせる、厚みのあるフルボディのワインです。
ELOHEGYエローヘジ
トカイ山西部に位置する樹齢40年のぶどう畑。
わずか0.5ヘクタールの黄土の湿った地域から収穫、豊かな香りと優れた酸味を持つワイン。
ワインの特徴:
柑橘類の果物とトロピカル的な特徴があります。口当たりが新鮮、長い余韻、バランスよく洗練された味わい。
HATARIハターリ
このブドウ園は、火山円錐丘の下の小さな丘の上にあります。その非常にユニークな土壌は、かつて海だった頃のパノニア海から残された堆積岩によるものです。グレーの色合いで、栽培しやすい土壌で、長期熟成が可能なワインです。
ワインの特徴:
最初は、かなり控えめで抑えられたアロマです。 それから豊富な黄色の果肉のパッションフルーツがあらわれます。マスクメロン、パイナップル、黄色の桃、熟したオレンジの果肉が開きます。このようなパイナップル、オレンジの香りがするのはハタリだけです。 しっかりとした厚みのある一口、滑らかで柔らかく、シルキー、豊かなフルーツ。 長い余韻を感じます。
KULCSARクルチャール
地表に現れた流紋岩、火山のふもとにある石のだらけの畑。土から火打ち石の香り、ワインからも火打ち石の香りがします。
ワインの特徴:
固有品種ハールシュレベリュのより深い色合い。 花、蜂蜜、新鮮で熟したパッションフルーツ、オレンジの果肉、ドライフルーツ、ライム。口当たりが新鮮、長い余韻。 上品な酸味とミネラル。