セルペンス トカイアスー 6プットニョシュ 2017

セルペンス トカイアスー 6プットニョシュ 2017
セルペンス トカイアスー 6プットニョシュ 2017

Serpens Tokaji 6 Puttonyos Aszú 2017は、トカイ地方のプレミアムな甘口ワインで、特にそのリッチでバランスの取れた風味が特徴です。このワインは、フルミントブドウから作られており、トカイの典型的な特長である活き活きとした酸味と、ボトリティス(貴腐)による複雑なフレーバーが感じられます。

製造方法としては、16時間のマセレーション(浸漬)後、新しいオーク樽と古いオーク樽で合計40ヶ月間熟成されました。特に2017年の収穫は理想的な天候条件であったため、非常に高品質な貴腐ブドウが収穫され、ワインに深みを与えています。ワインはボトル詰め後にさらに6ヶ月間熟成され、最終的に非常に滑らかでフルーティーな風味が完成しています。

このワインは、フルーツを使ったデザートやクリーミーなチーズとのペアリングが素晴らしく、ディナー後の贅沢な一杯として楽しむのに最適です。また、長期熟成が可能であり、数年後にもさらに進化した味わいを楽しむことができるワインです。

長期熟成が可能であり、数年後にもさらに進化した味わいを楽しむことができるワインです。

カテゴリー:5000円~9999円, セルペンス, トカイ, フルミント, 商品一覧, 土着品種, 甘口・貴腐ワイン, 白ワイン

Serpens Aszu 6p 2017

販売価格¥8,430(税込)

数量

在庫在庫有り

カテゴリー:5000円~9999円, セルペンス, トカイ, フルミント, 商品一覧, 土着品種, 甘口・貴腐ワイン, 白ワイン

品名

アスー6プット
Serpens Tokaj Aszu 6p

収穫年

2017

タイプ

白 貴腐ワイン

品種

フルミント100%

内容量

500ml

アルコール分

10.1%

糖度(g/L)

182

酸度(g/L)

9.29

飲み頃の温度

9-12C°

コルク

フードペアリング

フルーツを使ったデザートやクリーミーなチーズとのペアリングが素晴らしく、ディナー後の贅沢な一杯として楽しむのに最適です。

トカイ地方にある、セルペンスワイナリーのオーナーとワインメーカを務めているのは「ジュルキ・シャンドール」です。父から子へ伝わったワインメーキングの愛と技術で、現在彼は自分一人でワインを造っています。

セルペンズ・ワイナリーは、持続可能な農法と低介入のワイン作りを重視しています。このワイナリーは、トカイ地方特有のブドウ品種であるフルミントを使ったワインを中心に、ドライワインや甘口ワインを製造しています。特にフルミントは、豊かな酸味と複雑さを持つため、この地域のワインの特徴的な味わいを引き立てます。

このワイナリーは品質にこだわり、トカイのユニークなテロワールを最大限に表現することを目指しているため、限られた生産規模で高品質なワインを提供しています。

 

 

トカイ Tokaj (PDO)
首都ブダペストの北東230kmに位置し、北端はスロヴァキア国境と接する。 ゼンプレーン山脈の裾野に広がるワイン産地でBodrog川(ボドログ川)とTisza川(ティサ川)が合流地点にトカイ山があり、27の町と村から構成され、人口は74,000人。 2002年、スロヴァキアとウクライナの国境に近いハンガリー北東部に位置するトカイの山裾に広がる地域一帯がユネスコの世界遺産に登録された。
専門家の意見ではこの地のブドウ栽培はケルト民族により紀元前から行われていた可能性が高く、13~15世紀にかけて、地下に多くのワインセラーが建設され、現在も醸造、貯蔵に活用されている。
歴史
仏王ルイ14世が「王のワインにしてワインの王」と称したという逸話が有名なトカイワインは、16世紀から、他にもビョードル大帝や女帝エカテリーナ、マリアテレジアなど、多くのヨーロッパの王侯貴族に愛されてきた。
その産地トカイ・ヘジャリアTokaj-hegyalja(2004年にTokajトカイに変更)は、土地の等級と目照の程度によって世界で最初にブドゥ畑が格付けされたワイン産地であり、 (Johnson and Robinson 2013年:258/訳2014:258)。1716年のイタリア・キャンティ(Chianti)、1737年のトカイ、1756年のポルトガル・(Port)が、世界でもいち早く原産地呼称統制を導入地域です。

気候風土
ゼンプレーン山脈の丘陵地帯の麓では年間平均気温は9~10℃、7月には21℃、1月にはマイナス3℃、丘陵地隊 南南東斜面の年間平均気温は13℃。年間降水量は500~700mmで、夏の早い時期に降水は集中します。
1500万年前から600万年かけて火山活動によって作り上げられた土壌は流紋岩、安山岩質凝灰岩、黄土が中心で、この地質の影響により、極めて個性豊かなワインが造られる。
この地域の最南端にそびえる成層大山のトカイ山の 麓がボドログ川とティサ川の合流点で、タルツァル、マード、シャーロシュパタク、シャートラルウーイヘイなどのブドウ畑が広がります。
地形と気候の影響により、秋の日夜の寒暖差に起ち上がる霧が貴腐菌(ボトリティス菌)を発生させ、世界三大貴腐ワインの一つであるトカイワインは生まれます。
年間降雨量は640mm、年間平均気温は11.2℃

主要ブドウ品種
Furmint フルミント、Harslevelu ハールシュレヴェリュ、Sargamuskotaly シャールガムシュコターイ、Kobar コバル、Koverszolo クヴェルスールー、Zeta ゼータ

トカイワインの品質区分について
2013年にワイン法が改定され、現在の等級分けは以下の通りです。
エッセンシア:貴腐ぶどうのフリーランジュースからのみ造られ、残糖度が450g/l以上のもの。
アスー・エッセンシア:以前はアスーの6プットニョシュを超える残糖度のあるもの(180g/l)がこのカテゴリーに当てはめられたが、この等級は2013年に廃止されました。
現在、等級としてはアス?のカテゴリーとなり、生産者の自由でラベルに残糖度が(例えば220g/lと記載されるが、これは義務ではない。

トカイ・アスー:2013年にワイン法が改定され、以前は残糖度に応じて、3プットニョシュ(残糖度60g以上)から6プットニョシュ(残糖度150g以上)まで等級分けがされたが、 改定後、3プットニョシュ、4プットニョシュのカテゴリーは廃止され、残糖度が120g以上のものが“トカイ・アスー”となり、5プットニョシュ、6プットニョシュとラベルに記載することは義務ではなくなった。
ただし生産者が6プットニョシュと記載する際には残糖度は150g以上なくてはならない。
なお、義務ではないが、裏ラベルに正確な残糖度を記載することが出来る。
アスーワインを市場にリリースできるのは、収穫年から3年後の1月1日以降となり、樽熟成と瓶熟成を合わせて3年は変わらずだが、樽熟成の期間は最低2年から18ヵ月となった。
数値的な最低基準:残糖度120g/l、総酸度:6g/l、アルコール度数9%、抽出物35g/l
サモロドニ Szamorodni:とは、“自然のままに”という意味のスラブ語で、エッセンシアやアスー用のブドウの収穫は一粒ずつ摘み取るのに対し、 他国の貴腐ワイン産地と同様に、房ごと収穫したブドウを醸造して造られる。 ブドウの状態(貴腐の割合による)によって辛口になったり甘口になったりする。
辛口のワインはサーラズSzaraz(残糖度9g/l以下)と表記し、甘口のものはもエーデシュEdes表記する。 残糖度が45g/l以上のものがサモロドニ・スイート(甘口)となる。
フォルディターシュForditis:アスー用ワインの二番搾りの果汁にマストを加えて再発酵、熟成させたワイン。
マースラーシュMaslas:英語の“コピー”の意昧。アスー、またはフォルディターシユ用のワインの搾り澱に、 マスト(果汁)ないしはワインを注ぎ、再発酵、熟成させたもの。

種別名の説明
◆エッセンシア:貴腐ブドウを手摘みし、重力によって自然ぷれすされたマスト(果汁)をじっくりとゆっくりと発酵させてつくる。

◆アスー:貴腐化したブドウを手摘みし、マスト(果汁)、又は同じヴィンテージに造られた若いワインの中で発酵させ、オーク樽で18ヵ月以上熟成させる。

◆サモロドニ・ドライ:貴腐化したブドウと健全なブドウを共に収穫し、一緒に発酵させ、オーク樽で6ヵ月以上熟成させる。

◆サモロドニ・スイート:貴腐化したブドウと貴腐化していない、健全なブドウを共に収穫し、一緒に発酵させ、オーク樽で6ヵ月以上熟成させる。

◆フォルディターシュ:プレスした後のアスーのペーストに、マスト、又は同じヴィンテージに造られた若いワインを加えて発酵させ、オーク樽で6ヵ月以上熟成させる。フォルディターシュとは上下をひっくり返すという意味。

◆マーシュラーシュ:アスー又はサモロドニの澱にマスト、発酵中のマスト、又は同じヴィンテージに造られた若いワインを加えて発酵させ、オーク樽で6ヵ月以上熟成させる。マーシュラーシュとはコピーするという意味。