年間300万人以上の観光客が訪れ、「ドナウの真珠」とも称される美しい国、ハンガリー。アンドラーシ通りに並ぶ歴史的な世界遺産や、良質な温泉は多くの観光客に人気があり、日本人にも親しまれています。
そんなハンガリーですが、実は素晴らしいワインを生産する国であることは、まだあまり知られていません。ハンガリーでは、古くから高品質なワインが造られており、その歴史は非常に深いものです。
ハンガリー語でブドウは「Szőlő（ソーロー）」、ワインは「Bor（ボル）」と呼ばれます。この言葉は、ラテン語を起源とするフランス語の「Vin」、イタリア語の「Vino」、英語の「Wine」とは異なり、古代ローマ人が本格的なブドウ栽培を伝える前から、ハンガリーの祖先がワインを造っていたことを物語っています。
ハンガリーワインの産地は北緯45.5度から48.5度に位置し、南部はイタリアのピエモンテやフランスのボルドー、北部はブルゴーニュといったヨーロッパの有名ワイン産地と同じ緯度にあります。そのため、ハンガリー全土で気候条件に恵まれ、良質なブドウが収穫されています。
最北端のトカイ地方で生産されるフルミントの貴腐ワインは世界的に有名ですが、エレガントでミネラル感あふれるフルミントの辛口ワインも注目されています。また、最南端のヴィラーニ地方では、豊かなブドウから造られる「ヴィラーニ・フラン」をはじめ、味わい深い赤ワインが生産されています。北から南まで、ハンガリーでは地域ごとに異なる個性豊かなワインが楽しめます。
料理では、グヤーシュスープやフォアグラを使った料理が有名で、日本人の口に合うと言われていますが、ワインも同様に日本人の味覚に合うものが多く揃っています。
イプシロンズでは、そんな素晴らしいハンガリーワインを現地で直接買い付け、皆様にお届けしています。ぜひ、この魅力的なワインをお楽しみください。